森林限界より上は超爆風、顔が凍り一歩も進めません。
【16-17シーズン 62日目】 天候:晴れ~曇り
2/22(水) Mt.乗鞍スノーリゾートでスノーボード。
…つづき。

超爆風の乗鞍岳。
「摩利支天岳からの滑走」それだけが突き進む原動力。

稜線まであと100メートルくらいとなりました。
しかし!
標高約2,700メートル地点でついに力尽きました…。
爆風に煽られ立てない!
顔が全面凍りつき、指が動かせない!
こんな極限状態になったのは初めて。

まるで三歩くんの心境…。

ここは勇気ある撤退が必要。
夏の乗鞍大雪渓でお馴染みの避難小屋に退避します。
冬は小屋の扉は閉ざされていますが、
森林限界を超えたこの場所で風よけになるモノはここくらい。
下りでスノーシューが外れたりトラブルもありましたが、どうにか辿り着きました。

放心状態(笑)
低体温症になりかけだったのか、思考回路がおかしく周りの状況など覚えていません…。
風をよけるだけでこうまで違うのかってくらいここは天国。
凍りついた顔もすぐに融け、指も動くようになってきました。
風は物凄かったけど、天気は晴れだったのが幸いしました。
お日様の力って偉大ですね。
スキー場ではほぼ無風でしたが、標高を上げ森林限界を超えたら天気は急変します。
超爆風の中、ザックの中からシェルジャケットやゴーグルを取り出す事すら出来ませんでした。
ビーニーとサングラス、フード無しの状態ではこの世界で生きていけません。
顔全体が凍ったなんて初めてだし、前も見えない、思考停止、何も出来ません。
今回は色々反省点、改善点があり良い勉強になりました。
まず山をなめていたわけではないのですが、少し気の緩みが…。
標高3,000メートル級の冬山に登る心構え、ちょっと足りなかったかな。
かぐらだと強風ならゴロマが運休なので上のエリアに行きません。
そもそも神楽峰とでは標高が1,000メートルも違うし。
夏の乗鞍だとこの場所までバスで来られます。
暑くも寒くもなく「避暑地だねぇ」なんてよく話しています(笑)
かぐらや夏の乗鞍に慣れ過ぎた弊害かもしれませんが、山では言い訳が通用しません。
でも、そんな山がやっぱり好きなんだなぁ。
街で生活していると、つい誰かのせいにしたり頼ったり甘えてしまう時もあります。
いざ、極限の状態になったら誰も助けてくれないし、自分でどうにかするしかありません。
そんな厳しい世界だからこそ、楽しさもあるのです。
自然って素晴らしいなぁと改めて体感できました。

そして、勇気ある撤退が出来る素晴らしい仲間に感謝!
残念ですが、今年もここからドロップです。
滑走準備が整うといつのまにか皆笑顔(笑)

乗鞍のスーパー山漢Hマスターに続きます。

いざ位ヶ原の急斜面へ。

昨年はここまでも来られなかったけど、今年はアタリ!漢H氏、
まずは半分目標達成です!

あの爆風の中、フリースのグローブだけでへっちゃらのK氏!

NRTセンセは登りで体力を奪われてしまいましたが、滑りはやっぱり鬼です!

わたくしめは、安全安心の低速滑走(笑)

Hマスター、今年もありがとーございました!!

NRTセンセはゲレンデに戻っても鬼のビッテリーターンを研究中?
これはまだ滑り足りないって事ですね(笑)
…つづく。
スキー場発表積雪量:170cm
使用板:GENTEMSTICK / SPEEDMASTER HAKKODA SPECIAL
ビンディング:FLOW / NEXUS FUSION
ブーツ:BURTON / ION
ブログランキング参加しました。
よろしければクリックおねがいいたします。
↓↓↓

にほんブログ村
2/22(水) Mt.乗鞍スノーリゾートでスノーボード。
…つづき。

超爆風の乗鞍岳。
「摩利支天岳からの滑走」それだけが突き進む原動力。

稜線まであと100メートルくらいとなりました。
しかし!
標高約2,700メートル地点でついに力尽きました…。
爆風に煽られ立てない!
顔が全面凍りつき、指が動かせない!
こんな極限状態になったのは初めて。

まるで三歩くんの心境…。

ここは勇気ある撤退が必要。
夏の乗鞍大雪渓でお馴染みの避難小屋に退避します。
冬は小屋の扉は閉ざされていますが、
森林限界を超えたこの場所で風よけになるモノはここくらい。
下りでスノーシューが外れたりトラブルもありましたが、どうにか辿り着きました。

放心状態(笑)
低体温症になりかけだったのか、思考回路がおかしく周りの状況など覚えていません…。
風をよけるだけでこうまで違うのかってくらいここは天国。
凍りついた顔もすぐに融け、指も動くようになってきました。
風は物凄かったけど、天気は晴れだったのが幸いしました。
お日様の力って偉大ですね。
スキー場ではほぼ無風でしたが、標高を上げ森林限界を超えたら天気は急変します。
超爆風の中、ザックの中からシェルジャケットやゴーグルを取り出す事すら出来ませんでした。
ビーニーとサングラス、フード無しの状態ではこの世界で生きていけません。
顔全体が凍ったなんて初めてだし、前も見えない、思考停止、何も出来ません。
今回は色々反省点、改善点があり良い勉強になりました。
まず山をなめていたわけではないのですが、少し気の緩みが…。
標高3,000メートル級の冬山に登る心構え、ちょっと足りなかったかな。
かぐらだと強風ならゴロマが運休なので上のエリアに行きません。
そもそも神楽峰とでは標高が1,000メートルも違うし。
夏の乗鞍だとこの場所までバスで来られます。
暑くも寒くもなく「避暑地だねぇ」なんてよく話しています(笑)
かぐらや夏の乗鞍に慣れ過ぎた弊害かもしれませんが、山では言い訳が通用しません。
でも、そんな山がやっぱり好きなんだなぁ。
街で生活していると、つい誰かのせいにしたり頼ったり甘えてしまう時もあります。
いざ、極限の状態になったら誰も助けてくれないし、自分でどうにかするしかありません。
そんな厳しい世界だからこそ、楽しさもあるのです。
自然って素晴らしいなぁと改めて体感できました。

そして、勇気ある撤退が出来る素晴らしい仲間に感謝!
残念ですが、今年もここからドロップです。
滑走準備が整うといつのまにか皆笑顔(笑)

乗鞍のスーパー山漢Hマスターに続きます。

いざ位ヶ原の急斜面へ。

昨年はここまでも来られなかったけど、今年はアタリ!漢H氏、
まずは半分目標達成です!

あの爆風の中、フリースのグローブだけでへっちゃらのK氏!

NRTセンセは登りで体力を奪われてしまいましたが、滑りはやっぱり鬼です!

わたくしめは、安全安心の低速滑走(笑)

Hマスター、今年もありがとーございました!!

NRTセンセはゲレンデに戻っても鬼のビッテリーターンを研究中?
これはまだ滑り足りないって事ですね(笑)
…つづく。
スキー場発表積雪量:170cm
使用板:GENTEMSTICK / SPEEDMASTER HAKKODA SPECIAL
ビンディング:FLOW / NEXUS FUSION
ブーツ:BURTON / ION
ブログランキング参加しました。
よろしければクリックおねがいいたします。
↓↓↓

にほんブログ村

- 関連記事
-
- チームスプリングバンク谷川岳アドベンチャー編。 (2020/03/21)
- JUNRINA八甲田山ツアーは間違いない。 (2019/03/20)
- 八甲田パウダー喰い放題。 (2019/03/19)
- JUNRINA八甲田ツアー2018 day3 ありがとー八甲田山。 (2018/03/24)
- JUNRINA八甲田ツアー2018 day3 そこには白い悪魔が待っていた。 (2018/03/22)
- JUNRINA八甲田ツアー2018 day2 八甲田は裏切らない。 (2018/03/21)
- JUNRINA八甲田ツアー2018 day2 まさかのパウダー。 (2018/03/20)
- 森林限界より上は超爆風、顔が凍り一歩も進めません。 (2017/02/26)
- バックカントリースノーボード、冬の乗鞍編。 (2017/02/25)
- バックカントリー滑り納め、春の乗鞍岳へ。 (2016/05/27)
- 光ヶ原キャットツアーへ。 (2016/02/29)
- 乗鞍岳でバックカントリースノーボード。 (2016/02/03)
- 【神楽ヶ峰ゲート情報】 通称:KG1 (2016/01/29)
- 至仏山。 (2015/05/06)
- すき焼き居酒屋神楽峰。 (2015/05/05)
コメント