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真夏に雪上でスイカ割り!?

17-18シーズン 192日目 天候:曇り~晴れ
8/3(金) 乗鞍大雪渓でスキー。





久々にどんより曇った乗鞍大雪渓。
昨夜のアーライッ!は、ほどほどにしたつもりですがお腹の調子が急降下…。
わたくしめのテンションもどんより曇っております(笑)



日差しが無く少々風も強いので寒い!
名古屋で観測史上初めて気温が40℃を超えたなんてお話を聞きましたが、
ここ乗鞍大雪渓の朝は皆さんジャケットを着込んで整備開始(笑)



本日もほぼ全員スコッパー。
整備が終わる頃には晴れ間が出てきました。



融雪によりフィニッシュラインがかなり狭くなってきており危険なので、
O氏が安全なエスケープゾーンを掘り掘りして下さりました。

9名が協力して整備しているので、1時間もしない内にコース開放となりましたが、
わたくしめ、まったく滑る気力が湧きません。
お腹がキュルキュルしていて上からも下からも何か出てきそう(笑)

焼き肉やビールというより、夜の部終了後に車内で食べたデザートにヤラレタみたい…。



涼しいというよりちょっと寒い風に当たりたっぷり休憩。
何とか1本でも滑ろうと上がってきました。
こんなにいいコブなのに、テンション上がりません。
腰に力が入らず滑りもイマイチ…。



朝イチのどんより天気から一転、すっかり快晴大雪渓となりました。
気温は20℃前後ですが、お日様ギラギラとなるとやっぱり夏~って感じですね。



夏と言えば、スイカでしょ!?



雪上でスイカ割り(笑)

夏休み真っ盛り、一般的には海や川や山遊びのハイシーズンなのでしょうが、
我々は雪が無いと生きていけないスノージャンキー。
夏っぽい風情も雪上で楽しみます。



日差しが強いので、雪の表面はどんどんグサグサに。
こんな日はすぐに掘れ掘れになってしまうので整備も頻繁に入れます。



Y氏ラインとはもしかしたらこれでお別れかも!?
今シーズンの夏乗鞍、第1ステージが始まりもう2ヶ月弱も経つんですね。
走馬燈の様に色々なシーンが思い出されます。



下山前のデラ掛けはいつも以上に入念に。
滑れないコースに間違って迷い込んでしまったスノーボーダーではないですよ(笑)
コブの裏を削る整備を入念に行うデラさん。



K長氏ライン、ありがとーございました!



夏乗鞍さいこ~!!



第1ステージ最終週かもしれない今週は、月曜日以外沢山のコブ愛好家が訪れました。
皆さん夏乗鞍が名残惜しいのですな。

6月上旬から始まった夏乗鞍第1ステージ、
例年より雪が少なく2016年の悪夢が思い出されましたが、
7月に入ってからは融雪スピードも落ち着き、なんとか8月上旬まで持ちこたえました。
第1ステージの様子は昨年と比べると1週間ほど早い雪融けです。

これでスノーシーズン終了という方もチラホラいらっしゃると思います。
今シーズンもお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

スキーヤー&スノーボーダーのシーズン定義は様々。
イエティや軽井沢から始動する方もいれば、天然雪が十分積もってからの方もいらっしゃいます。
ゴールデンウィークくらいが一番シーズンアウトする方が多い季節なのかな?
その後の春かぐら~月山の流れはどっぷりハマっている方の定番コースです。
それでもまだ滑りたい変態組はリフトも無いこの乗鞍大雪渓にやって来ます(笑)

月山もちょっと普通のスキー場とは違うけど、一応スキー場。
しかし、
ここ乗鞍大雪渓はスキー場ではありません。

真夏でも天然雪の上でスキー&スノーボードが出来る楽園ではありますが、
自然のままなので落石や滑落、踏み抜きなど様々なリスクもあります。
天候の急変など過酷な状況になる事もあります。

当然、雪は凸凹のスプーンカット、夏でも氷が潜んでおりガリガリカチカチの事も。
それでも人が手を加えれば春かぐら~月山のような雪質になるので、
皆で整備してコブを維持しています。
日々数十センチも融雪しており、雨や風が吹けば数日で何も無くなってしまいますが、
バスが動けば誰かしら雪渓に上がり、スコップを振るって繋いでいます。
ご来光バスで上がり一日中整備されているお方、
平日組はそんな乗鞍愛に溢れた背中に感化されています。

まぁ、ご来光バスで夜明け前からコブ整備は無理だけど(笑)
朝イチの整備、滑走中のデラ掛け、下山前の整備、
このくらいは誰でも出来る事。
平日組はほとんどの方がスコップを持って朝から始動し、最後はデラ掛けして下山しています。

初めて来られた方もリピーターになるといつの間にかスコップ持参でやって来る(笑)
気持ちはスゴイ分かります。
何か良く分からないけど、何かお手伝いしなきゃ!
ってなっちゃいますよね。

でもたま~に心無い輩も訪れます。
整備が終わる時間にゆっくり上がってきて挨拶もなくいきなり滑り始める。
整備が始まると見ているだけ、デライチは積極的に狙う(笑)
始動が遅いから常連の下山前整備の後、ガシガシ滑って荒らしたまま下山する。

雪渓は誰のモノでもなく、自由に利用出来るフィールドです。
もちろんコブラインも誰でもウェルカムの自由な空間。
それもルールとマナーがあってこそのモノ。
何もない凸凹のスプーンカット上にコブを掘り、毎週通って朝から整備しているY氏。
そんなY氏にリスペクトが無いならY氏ラインを滑る資格ありませんよ、もちろんK長氏ラインも。
自分等でコブ造ってそこを滑ればいいじゃないか、まぁ次来る時そのコブは消えている可能性大だけど(笑)

平日は人数が少なく人と人が近いので、こんな輩は珍しく、
管理人さんの乗鞍愛が、管理人さん不在時にもしっかりと浸透しています。
人数が少ないから、そんな“良い”気持ちの連鎖が起こりやすいのかと。
土日は人数が多いから、薄まっちゃうのかな?
コブがそこにあって当たり前、スキー場みたいな感覚になりやすいのかと。

実際、一部のスノーヤーが何もしないでただ滑っているだけでも乗鞍大雪渓は維持されていきます。
掘れ掘れだったりボッコボコだったり氷だらけだったりでも気にしないで滑る方もいらっしゃいます。
でもそれでは万人が滑れるコブとは言えません。
万人が滑れなければ次第に訪れる人は減っていきます。
訪れる人が少なくなれば当然コブラインは維持できなくなります。

日本には、真夏でも天然雪が残る山はいくらでもあります。
何故乗鞍なのか?
様々な要因があるとは思いますが、
アクセスが簡単で人が集まりやすい事が一番なのではないでしょうか?
人が集まると悪い問題も起こりえますが、
いいコブが滑れる乗鞍大雪渓ってのは人が集まってこそで成り立っています。

訪れる方全員がスコップ持って整備しろなんて極論を言っている訳ではありません。
もちろん常連になればスコップを持つのは必然ですけど(笑)
でも、デラ掛け整備くらい誰でも出来る簡単な事です。

朝イチ1本、お昼に1本、下山前に1本、皆でやればとても楽です。
無料で滑らせていただいている乗鞍大雪渓、
簡単な整備は、滑走の為の準備や後片付けみたいなモノです。
スキー場ではないのだから、それらは滑走者自ら行うのが当然だと思います。

最高の乗鞍大雪渓コブラインってこんな感じで成り立っています。
しかし、
バスで楽にアクセス出来る第1ステージのコブラインは終わろうとしています。

どんな屈強な乗鞍愛でも融雪には敵いません。
自然の摂理に身を委ね次なるステージに移ります。

第1ステージまでは、全てのスノーヤーにおススメする最高の楽園ですが、
次なるステージは正直あまりおススメしません。

第2、第3ステージはバス停から遠い、もちろんトイレも避難小屋も遠い、
斜度が急になり休憩するスペースも平らで安全な場所なんてありません。

滑落も起こります!!
落石も起こります!!
怪我のリスクは当然高まります。

それでも雪上が好き、
スキーが好き、スノーボードが好き、
コブが好き、
そして乗鞍が好き、

そんな変態さんなら次なるステージも最高の楽園。
まだまだスノーシーズンは終わりではありません。

今年もこの最高の楽園を繋いでいきたいと思います。

使用板:LINE / FUTURE SPIN
ビンディング:LOOK / PIVOT12
ストック:OGASAKA / LC-FS
ブーツ:K2 / PINNACLE 130

乗鞍大雪渓で夏スキー・夏スノーボード【取扱説明書】

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