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乗鞍秋スキーエピローグ。

17-18シーズン 終了 天候:曇り~雨
10/11(木) 乗鞍高原で観光。



滑り納めから一夜明け、ポッカりと空いた心…。
スキーとスノーボードから離れるというのは虚しいモノです。

でも逆に天気や滑走の事を一切考えなくていい解放感も。
シーズン中(まぁほぼ一年中シーズンですが…)はスキー&スノーボードの事が中心で物事が進むので、
この解放感が味わえるオフシーズンは実に新鮮なのです。

せっかく素晴らしい観光地である乗鞍高原に滞在しているのに、
普段はシャトルバスと温泉と飲食店くらいしか巡らないので、
最終日はまったりのんびり観光でも楽しみたいと思います。



まずは、朝のお散歩から。
久々に“番所大滝遊歩道”を巡ります。



“番所大滝”までは駐車場から5分弱の道のり。
きちんと整備された遊歩道です。

毎回驚きますが、この辺の地質は乗鞍岳の噴火による溶岩なのです。
自然の力ってスゴいね。



寝起きのお散歩にピッタリ。
マイナスイオンをたっぷり浴びて目覚めます。

ホントはシーズン中も毎朝浴びればいいのに、
滑走の事を考えると(時間的にも体力的にも)中々できません。
オフシーズンは心にゆとりを与えてくれます。



滝の上にも遊歩道は続いています。
番所大滝の落差は40m。
ちょうど現在の乗鞍大雪渓第4ステージの滑走距離と同じくらい。
さすがに雪渓はこんなに斜度はありませんが。



大滝の先は、“番所小滝”“千間淵”と呼ばれる渓流沿いの散策路。
数十分のお散歩で幻想的な世界に吸い込まれます。



番所から鈴蘭に移動します。
乗鞍高原内の紅葉も見頃を迎えています。



最後の温泉はもちろんここ。
源泉掛け流し、乳白色の硫黄泉。



床の乾き具合から本日一番乗りっぽい!
やっぱりいいねぇ、癒されます。
今シーズンも大変お世話になりありがとうございました。

年々マナーの悪い利用者が増えているように感じるので、
敢えて名前は伏せます(笑)
バス停前に駐車やシャンプー石鹸の使用は厳禁です!



極上の温泉でポカポカに癒されたので遅めの朝食を。



天空のバウムクーヘン工房“ヤムヤムツリー”で秋限定の“ワグリ”をいただきます。



信州伊那産の和栗たっぷりの栗型バウムクーヘン。



乗鞍高原秋の限定デザート。
贅沢な朝食、最高です。



さて、身体もお腹も幸せいっぱいになったので再びお散歩へ。
“一の瀬園地”で紅葉鑑賞でも。



ほほおぉ、あれが噂の“大カエデ”か!?



これはスゴい!!

正に自然が造りだした究極の美、奇蹟の紅葉だね。
何でこの大カエデだけポツンとここにあるのだろう。

残念ながら雨が降ってきてしまい、視界が悪くなってきました。
晴天なら上記の「すぐそこ 140m」の写真の様に、バックに乗鞍岳を望めたはずです。
冠雪と紅葉が重なるなんて事も運が良ければあるそうで。



良く観れば大カエデの紅葉はまだ進行中。
6分か7分くらい深紅に染まってきております。
ピークは来週くらいになりそう!?



周辺は小カエデも沢山あり絶好のお散歩スポット。



紅に染まった葉って美しいね。



周辺には沢山の小さな湖沼もあります。
以前“まいめの池”に星空観察に訪れた事はありますが、昼間は初めて。
こちらは“どじょう池”
紅葉が綺麗だけど生憎の雨…、乗鞍岳が観えれば完璧でした。



一の瀬園地の先は奈川に抜ける林道。
この先はまったくの未知な世界です。

“上高地乗鞍スーパー林道”と呼ばれるこの林道、
奈川から乗鞍高原までのA区間は長い間通行止めだったらしいのですが、
今年の9月半ばから通行止めが解除になったようなので突入してみます。

乗鞍高原から白骨温泉までのB区間と似た様な林道。
運転嫌いなわたくしめにとって“林道”なんて言われると恐怖感しかありません(笑)
でも交通量はほとんど無いので比較的楽に運転できる道路でした。



しばらく進むと“白樺峠”に辿り着きます。
ここからの乗鞍岳の眺望が最高だと聞いていたのですが…(笑)



展望広場なんてのがあるのでちょこっとお散歩してみます。



10分ほどの登山道の先には…、
ムムム!?
なんじゃこれ??



“タカ見の広場”だそうです。

そー言えば、メープルでいつも食事している時、
“鷹、鷲、隼、鳶が飛翔している白樺峠のポスター”
を、ここどこだろう?って眺めていました。

ここだった(笑)



もう渡り鳥のシーズンは終わってしまったのか人の気配はありません。
しかし、売店小屋みたいなのもあり、シーズン中は結構賑わっている雰囲気が。

まさか、タカを観る為にこんな山奥にこんな広場があるなんてビックリ。
世の中にはまだ知らないマニアックな趣味が沢山あるのですな。
タカ観が趣味の方からしたら、10月に乗鞍でスキーしている方がよっぽどビックリなのでしょうが(笑)



ここを無数の鳥達が飛翔するのか。
たしかにちょっと観てみたい。

わたくしめは鷹より鷲派です。
獅子はダメ、絶対!



晴れていれば乗鞍岳の眺望がスゴいんでしょう。



この看板と同じ位置で写真を撮ってみたけど何も見えません(笑)
スキー場の鳥居尾根の斜面がうっすら見えるくらいでした。

来シーズンは絶対晴天時にここに来て、乗鞍岳の眺望を堪能したくなりました。



そのまま峠を越え、ひたすら林道を下ると奈川に辿り着きます。
もちろん初めて訪れます。

永遠に続く山道かと思われましたが、
突然温泉宿とこじんまりとしたお蕎麦屋さんが…!?

ん~奈川と言えば信州蕎麦、
香ばしい雰囲気が漂うけど突入してみよう!



店内は昭和にタイムスリップしたかの雰囲気。
懐かしい匂いがプンプン、
ワクワクしてきました。



メニューは、
ざるそば
かけそば
きのこそば

以上3品のみ!

天ぷらなどそんなチャラチャラしたモノは一切なし!
老夫婦が営む蕎麦専門店です。



ざるそば大盛りを注文。

ヤバっ、さいこ~!!

蕎麦の香り、麺の硬さ、ボリューム、全て満点。
本当に美味しい蕎麦、ありがとうございました。



奈川は遠回りの帰り道と考えていましたが、想定外でした。
お蕎麦をいただく為に遠回りする価値あり!

それにしても、乗鞍高原より更に山奥って雰囲気だけど、
ちゃんと人が住んでいて小さな集落があります。
興味深い石碑なんかも多く、歴史探索なんかしたら楽しそうだなと感じました。



そのまま先に進むといつも通る“梓湖”です。
東側から乗鞍へ来られる方は、通常ほとんどの方がここを通過すると思います。
梓川に建設された巨大ダム群、上流から順に、
“奈川渡ダム”“水殿ダム”“稲核ダム”と続きます。

いつも車で素通りするだけですが、本日は下車して周辺を散策してみました。
人工湖だけど周りの山とのコントラストが綺麗です。
晴れた日なら尚良かったのでしょうね。

稲核ダムと言えば、
昼間しか営業していない噂のお蕎麦屋さんが…。



初めて暖簾が掛かっているのを拝見できました。
これは突入するしかない!!



もりそば(大)が550円!
三種の漬物やかぼちゃの煮物まで付いてこのお値段。
都会じゃ絶対あり得ない価格だと思います。

正直、蕎麦のお味は奈川のお店の圧勝でしたが、こちらも普通に美味しいです。
地元のおばちゃんが民家の玄関先でやっている田舎のお蕎麦屋さん、最高でした。

稲核を出発し島々に至ると段々山っぽさは無くなります。
新島々を通過し波田から先は松本市の郊外って感じになり、
乗鞍通いも終わったなぁと実感してきます。

嗚呼…終わっちゃいました(笑)

滑らなくても楽しい乗鞍高原、
最後の最後で観光行脚までありがとーございました。

乗鞍大雪渓で夏スキー・夏スノーボード【取扱説明書】

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