春の風物詩、スキー場のふきのとう。

シーズンの最初にだけ手を出して、その後は見向きもされない存在でしたが、
雪融け前にかぐらがクローズしてしまったので、無性に食べたくなったふきのとう。
やっぱり春の訪れを感じるのにはコイツが必要です。

雪融けと共に真っ先に芽吹くので、里山ではもう旬が過ぎております。
逆に雪が融けた所からはジャンジャン生えてくるので、
場所を移動すれば長~く楽しめる山菜でもあります。

調理方法も至って簡単。
まずは、採ってきたモノを洗います。
蕾が開きすぎると苦さが増しますので、その辺は好みで。
個人的には、春を感じるあのほろ苦さこそふきのとうだと思います。
水に晒す時間でも苦さはある程度調整できます。

定番はやっぱり天ぷらです。

卵と水は直前まで冷やしておくとサクサクの衣に。

温度管理が重要です。

あとは好きなだけ揚げるだけ。
一度に大量に揚げると温度が低下してしまうので、そこだけ注意。

採って、洗って、揚げるだけ。
至ってシンプルですが、最高。
山菜と天ぷら、
抜群に相性がいい調理方法、
ぶっちゃけ、
植物を天ぷらにすれば、何でもそこそこ美味い(笑)
ただ、クセが少ない食材だと味に特徴が出にくい調理方法なので、
クセが強い山菜は天ぷらとの相性がより良いのかなと。
様々な料理にふきのとうは使えますが、
天ぷらにすれば間違いありません。

間違いないと言えば、こちらも定番の蕗味噌。
必要なのは、ふきのとうと味噌、そして好みの調味料、
まずは、ベースになる調味料を作ります。
今回は、砂糖、みりん、ガラスープ、ゴマ油。

ふきのとうはみじん切りにします。
綺麗な緑を残したい場合、ここからはスピード勝負です。
切られたふきのとうは、みるみるうちに変色していきます。
短時間なら味の劣化って訳ではないので、色さえ気にしなければのんびりしていても大丈夫。

あとは、先程の調味料と味噌を加えて炒めるだけ。
味噌の量はお好みで。
食べる蕗味噌なら味噌を少な目、蕗風味の味噌なら味噌を多めで、みたいに。

いっぱい作っても、小分けにして冷凍保存しておけば、
旬を過ぎても春の香りが楽しめます。

この独特なほろ苦さ、
春が来たなと感じる風物詩。
本来は、さぁ、これから半年、コブシーズンの始まりだ!
なんだけどね…嗚呼!!

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