雪国のご馳走、木の芽蕎麦。

雪国独特の山菜と言えば、
木の芽です。
一般的に木の芽と言うと、山椒の新芽の事らしいのですが、
雪国ではアケビの新芽を木の芽と呼び、山菜として食しています。
冬の間、雪の中で眠っているから絶妙なあのほろ苦さになるのだとか。
雪国ではないアケビの新芽を食べた事が無いので、真相は謎ですが。

アケビは蔓状の植物で、まだやわらかい新芽を1本1本摘んで採取します。
レアな山菜ではありませんが、それなりの量を採るとなると意外と疲れる…。
採取した木の芽を良く洗い、サッと湯がきます。

あっという間に鮮やかな緑色に。
独特のほろ苦さを残したい場合は短時間で、
苦さが苦手な場合はしっかり茹でてもいいのですが、
木の芽と言えばあのほろ苦さ、茹ですぎに注意です。

素早く冷水に浸して、水切りすれば完成。
もうこのまま摘んで食べても幸せなほろ苦さが。

散乱した葉の部分も捨てないで、

味噌汁の薬味など何でも使えます。

そのままおひたしでいただくのが定番。
醤油と鰹節でもいいのですが、
めんつゆと生卵が至福!!
木の芽の苦みとめんつゆの甘み、生卵の食感、
絶妙な相性が織り成す雪国ならではのご馳走です。

薬味的な山菜でもあるので、どんな料理にも合います。
納豆との相性も最高。

ご飯との相性もいいので、塩こんぶの炊き込みご飯に。

細かく刻んだ木の芽を、

投入。

木の芽ご飯の出来上がり。
おかず無しでも何杯でもイケちゃいます(笑)
ただ、ご飯と相性がいいのは本来コシアブラ。
木の芽と相性がいいのはやっぱり、麺類です。

めんつゆと相性がいいのだから間違いないですね。
薬味的にパラっと投入でも十分美味しいのですが、
ここは贅沢に麺と木の芽を1対1で(笑)

うどんも美味しいのですが、
最強は木の芽蕎麦!!

山菜の天ぷらと生卵をトッピングすれば、
もう他にナニモイラナイ…。
さいこ~!!
雪国の春は幸せです。

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 絶品! ウドとタラの芽のアヒージョ。 (2020/05/30)
- 幻の山菜シオデなのか。 (2020/05/28)
- 簡単アク抜き、ワラビが満開。 (2020/05/24)
- 絶品! 独活筍水団汁!! (2020/05/16)
- ウドが旬を迎えました。 (2020/05/14)
- 春の妖精、春の女神。 (2020/05/10)
- 山菜四天王、コシアブラご飯の季節になりました。 (2020/05/08)
- 雪国のご馳走、木の芽蕎麦。 (2020/05/06)
- 青いこごめと赤いこごめ。 (2020/05/04)
- 春の風物詩、スキー場のふきのとう。 (2020/05/02)
- 苗場産ふきのとうドレッシングを作ってみた。 (2017/05/15)
- 山菜の季節は意外と長い。 (2016/06/19)
- 月山ラストミッション。 ~月山筍とハリギリと。 (2016/06/06)
- 乗鞍高原で放課後お勉強会。 ~トリカブト様とご対面。 (2016/05/31)
- LAST KAGURA 15-16 最後の探索編。 (2016/05/23)