スノーボードで滑った山を登ろう第7弾~みつまた編。
今回の滑った山を登ろうは、ホームゲレンデのかぐらです。
と言っても、第1弾で登った苗場山ではなくて、みつまたのゲレンデ。
本来ならスキー場営業の最終週であったこの時期。
登山というよりは、スキー場の現状と山菜の偵察を兼ねたお散歩ですね。

苗場山登山道への車道は現在も通行止めのバリケードあり。
ですので、下山コースからの自力ハイクとなります。
苗場山登山の時は、みつまたは車で移動でした。
今回はその車移動していたエリアを山麓から登ります。

下山コースの斜面はとても急ですが、つづら折りのコースを歩けば簡単にみつまた1高へ、
のはずでしたが…、

嗚呼…!!

上部の土砂崩れが物凄い事に…。
19-20シーズン、
昨秋の台風により、
下山コースが土砂崩れ、清津川にかかる橋の倒壊、
以上の理由で、下山コースはシーズンを通してクローズとなりました。
橋が流されちゃったのは、実際に目視で確認しておりましたが、
この土砂崩れは麓からは確認できず、ここまで凄い被害とは想定外でした。
橋の再建は行われており、
来シーズンには間に合いそうなのですが、
この土砂崩れの復旧は、時間もお金もかなりかかりそう。
20-21シーズンの復活は望めないかもしれません。
もしかしたら、このまま過去の遺物になってしまう可能性も…!?

なんとか到着。
道なき道をよじ登るのに苦労しました(笑)

静寂のみつまたロープウェイ。
本来なら、春スキー&スノーボード真っ盛りだったのにね。

リフト下には様々なゴミが落ちていました。
ゴーグルやグローブやストックなどなど…。

…!?
スノーボードブーツ!?
どんなシチュエーションでブーツを落とすの??
謎だ…(笑)

残念なお知らせ。
今シーズンのサマーゲレンデと和田小屋の夏季営業は中止となりました。

MTBコースも今年は走れない。
残念ですが、今は耐えるしかないですね。

雪を貯めていた場所にはまだ残雪があります。

そして、かぐらエリアは…、
どうにか最終日までの営業が行えたでしょう。
ジャイアンは厳しそうにも思えますが、
1ヵ月以上何もしないでこれですもの、
いつもの神楽魂をもってすれば、かぐらエリアの5月営業は安泰であったかと。
一般的には少雪暖冬であった19-20シーズン。
実際、11月から2月までの降雪はかなり少なかったのも事実ですが、
結果的にかぐらは例年よりちょっと少なかった程度までに至ったのも事実。
少雪暖冬シーズンでこそ、かぐらの本領発揮、
15-16や19-20はかなり厳しい少雪でしたが、
それでも11月から5月まで楽しめちゃうのですもの、やっぱりかぐらは凄い。
地球温暖化で今後のスノー業界を危惧なされる傾向もありますが、
我々が生きているうちに、日本で雪が降らなくなるほどの温暖化はちょっと想像し難い。
それよりも、
本当に恐ろしいのは、少雪暖冬よりもウィルスなのかも…。

みつまたの雪は、ほぼ無くなり、
営業していたとしても、リフト下り乗車でした。
みつまたが雪上移動で最終日を迎えるのには、やはり少雪暖冬シーズンでは厳しい。

しかし、ゴンドラコースには貯めておいた残雪が。
もしかしたら、神楽魂なら何かやってくれたのか(笑)
1ヵ月以上何もしていない今の状況では後の祭りですが。

さてさて、
スキー場の現状は、いつも通りの5月でしたが、
もちろん山菜だっていつも通りの5月。
みつまたではウドが満開です。

コシアブラも今が旬。
まだ小さい蕾状態のも多く、これからですね。

たろっぺや、

ハリギリもいつもの所にしっかりと健在。
スキー場が営業していなく、
登山道への林道も通行止めなのに、
摘まれている山菜が結構多かった(笑)

そして、ついに、
あの幻の山菜とも呼ばれる“シオデ”を発見。
初めて採取するので間違っているかもしれませんが。
でも、みつまたで普通に採れるなら、“幻”ってほどではないよね(笑)

不思議だったのが、
ウドやたろっぺ、コシアブラなど、採取した山菜が投げ捨てられていたシーンが多々ありました。
この日は山麓で何名かの人に会いましたが、みつまたのゲレンデでは人との接触は無し。
その山菜もナイフで切られた跡があるので野生動物では無い。
採取してからそんなに時間が経過しているとも思えないし、
どれも食べ頃と思われ、間違って採取したとも思えないし、
でも付近に人影は見当たらないし、
意味が解らない、謎すぎる…。
山には謎がいっぱい。
今や何でもインターネットで検索すれば解決すると思われる時代ですが、
山の謎は検索しても分からない、だから面白いのです。

志半ばで闘いを終えた戦車達。
今シーズンもありがとうございました。
来シーズンが無事迎えられますように。

下山コースのあの崖、
下りは恐ろしすぎて無理なので、
苗場山登山道への林道で下山します。
ピスラボが施設される前、あのバス輸送で使用していた道です。

また、山の謎に出会ってしまいました。

“JR新湯沢線”
林道から分岐している地図にも載っていない登山道?
そーいえば、
栄太郎峠から大峰へ登った時にも同じ様なモノを見ました。
JRと名付けられているのだから、鉄道関連の何かなのだろうけど、
上越新幹線はほとんどトンネル内だけど、この辺ではない。
過去に何か新鉄道の計画でもあったのかな?
おそらく、11番から先に進めば大峰(湯沢高原やガーラ)方面なのではないかと。
山菜の時季が一段落したら、この謎の真相も追ってみようかな。

何でこんなとこに廃?トンネルがあるの!?
いつも滑っているみつまたゲレンデのすぐ横にこんなのがあったなんて。
謎が謎を呼ぶ、やっぱり山は面白いですね。

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