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大峯百番観音の真相に迫る~その壱 西国観音編。






法華経には、観世音菩薩はあまねく衆生を救うために相手に応じて33の姿に変身すると説かれており、三十三観音という数字はここに由来し、これを観音の普門示現(ふもんじげん)と言います。

普門示現の考え方から、六観音、七観音、十五尊観音、三十三観音など多様多種な別身が派生し、この信仰から、平安時代に西国三十三ヶ所、鎌倉時代に板東三十三ヶ所、室町時代に秩父三十四ヶ所を合わせて百番觀音と呼ばれ巡礼されるようになりました。

大峯百番観音は西国・秩父・坂東の観音霊場を巡礼したと同じ功徳とご利益を得ることができるよう観音信仰普及のために昭和9年宝珠庵主中村無外謹識の発願によりこの趣旨に賛同した人たちの奉仕を得て冬期の大積雪を利用し石碑を運び、夏期に500余名の尽力により参道の補修を行い安置されたとのことです。

西国三十三観音は湯元薬師堂先を1番、湯沢嶽尾根よりアルプの里遊歩道を巡り32番まで、秩父三十四観音は大峰山頂を1番、上段の参道よりナスパスキーガーデンに至り右手より車道途中で33番まで、坂東三十三観音は七谷切より秋葉山参道に1番、山頂を経て城平に至り32番まで、最後に宝珠庵で西国の三十三番、秩父の三十四番、坂東の三十三番が安置されています。

こちらに並ぶ観音像は、秩父第二十二番から第三十三番まで12基の観音像と供養塔が安置されています。これらの観音像は、ナスパスキーガーデンを開発の際に、開発エリア内の参道に点在していた観音像をこの地にまとめて移設安置したものです。




こちらは、ナスパスキーガーデンのゲレンデ内にある案内板から引用しました。
越後湯沢駅の西にある大峯山からナスパ~秋葉山一帯に安置されている、
“大峯百番観音”の唯一とも言える説明文です。

駅にも登山口にもその説明はほとんど無く、この観音像の情報量は少ない。
湯沢町にはぜひこの素晴らしい文化遺産をもう少しアピールしていただきたいなと。
放置して風化させるには勿体ない観光資源だと思うのですが…。

大峯山、
湯沢高原スキー場がある山と言えば解りやすい。
秋葉山、
ナスパの向かい、かつて城平スキー場が存在した山です。

この二つの山を観音巡りしながら1日で走破する、
今オフの目標としましたが、中々の距離と標高差、
引き籠り状態であり、運動不足、はたして完走できるのか…!?

真夏だと暑すぎてキツそうだし、梅雨時期ですが雨マークが消えた6月某日、
ついに大峯百番観音の真相に迫ってみました。



スタートは湯本薬師堂。

湯本とは湯沢町の地名、山の湯がある辺りで越後湯沢温泉発祥の地。
元々は、湯ノ沢渓谷の川沿いに明徳元年(1390年)に創立され、
約370年後に湯宿とともに現在地に移転したと伝えられる。

温泉通り(県道462号)から山の湯の坂を登るとこじんまりとしたお堂があります。



数十段の石段を登ると境内があり、石碑が建っている。
その先が大峯百番観音巡礼登山口。



西国三十三観音巡礼スタートです。



居られました。
西国第一番観音。



西国第二番観音。



西国第三番観音。



西国第四番観音。



西国第五番観音。



西国第六番観音。



西国第七番観音。



西国第八番観音。



西国第九番観音。



西国第十番観音。



西国第十一番観音。



十一番までは登山道沿いに順番に安置されていました。
ちょっと急な登りが続きますが、観音様を発見する楽しみがあるのでそれほど疲労感はありません。
それにしても、今から80年以上前に未整備のこの山にこれほど大きい石仏を人力で運んだなんて…、
昔の人は考える事もヤル事もスケールが違うなぁ。

長岡の石材屋から魚野川経由、冬季の積雪を利用して山まで運んだらしいけど、
川を使うのはまだ想像つきますが、積雪を利用? …想像つきません。

しばらくすると湯沢高原スキー場の下山コースへ。
そのまま道なりにロープウェイ山頂駅を目指します。



湯沢高原スキー場ロープウェイ山頂駅に到着。
ロープウェイに乗車すればここまではあっという間なのですが、
それだと観音様へのお参りは出来ません。
無駄が楽しい巡礼コースです(笑)



ガーラ湯沢への連絡ロープウェイランドーは夏季営業を行いませんが、
湯沢高原のロープウェイは秋まで観光営業を行っています。
6月中は休業しているアトラクションが多かったのですが、徐々に通常通りの営業に移行していくようです。



スキー場のコース内、コスモスコースの麓、
ちょっと立派な西国第三十番観音。
こちらは冬季営業中にカバーがかけられたお姿で拝む事が出来ます。



高原エクスプレスのリフト下に26~29、31、32が並んでいます。
こちらも冬季営業中のリフト乗車時にカバー越しですが拝めます。



西国第二十六番観音。



西国第二十七番観音。



西国第二十八番観音。



西国第二十九番観音。



西国第三十一番観音。



西国第三十二番観音。



その先は冬季は封鎖しているエリア。
やまびこリフトは高原エクスプレスの中間に山頂駅があり、
廃止した旧コースのリフトかと思っていましたが、
夏季観光エリアの移動用リフトだったのですねぇ。

観光用の減速運転で、下り上り共に無料で乗車する事が出来ます。



でも今回は観音様のお参りが目的なので先に進みます。



この先はアルプの里と呼ばれる観光エリアであり、
高原の公園って感じ、越後湯沢駅からこんなすぐ近くにこんな素晴らしい観光地があっただなんて!
今度ゆっくり観光にも訪れてみたくなりました。



観光用のサマーボブスレーを横目に巡礼路を進みます。
サマーボブスレー、こいつは楽しそうだな…。



その先の林道に、18から25までズラーっと並んでおられます。
西国第十八番観音。



西国第十九番観音。



西国第二十番観音。



西国第二十一番観音。



西国第二十二番観音。



西国第二十三番観音。



西国第二十四番観音。



西国第二十五番観音。



近くにあった石碑? 百番観音のライバル?なのか!?



12から17も並んでおりました。
西国第十二番観音。



西国第十三番観音。



西国第十四番観音。



西国第十五番観音。



西国第十六番観音。



西国第十七番観音。



その後はまたスキー場のコースに突入です。
キスゲコースから青いケシコースへと思いましたが、
青いケシは草刈りされておらず、雨上がりの藪漕ぎは避けたいのでパノラマコースから山頂へ。



みつまたかぐらにもお参り。
今季のかぐらは、残念ながらサマー営業中止となってしまいました…。



西国観音一番から三十二番まで制覇。
大峯山頂からは秩父観音の始まりです。
とりあえず、大峯山頂で休憩…、

…つづく。

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