まだだ、まだ終わらんよ、秋スキー紅葉スキー。
【20-21シーズン 201日目】 天候:晴れ
9/21(火) 乗鞍大雪渓でスキー。
雪上から離れて1ヵ月以上が経ちました。
そろそろ禁断症状が…(笑)
幸い、今シーズンの乗鞍大雪渓はまだ健在です。
少雪シーズンではありましたが、どうにか雪渓上部南側には滑走可能な雪が残っているようで。
これは…、
滑りに行くしかないでしょう!!

そうと決めればいざ松本へ。
無料お食事処で栄誉補給も忘れずに。
かつ丼をおかずにとんかつ定食なのか、
とんかつ定食をおかずにかつ丼なのか!?
更に、ご飯も豚汁もキャベツもおかわりし放題、ご馳走さまでした。

翌朝、乗鞍高原は雲ひとつない快晴。
9月にしては暖かくアタリ!の予感しかありません。

7時便で出発です。
シャトルバスにスキーヤー(スノーボーダーも含めて)は1名のみ。
第4ステージになると極端に滑走者は少なくなります。
実際にかなり危険な場所でもあるので、一般人にはあまりオススメしません。
単独行動も本来ご法度です。

気になる冷泉小屋は完成されたようで営業中のように見えました。
※バスで通過しただけなので未確認。
自転車だったら一度利用してみたいけど、自転車でここまで来られる気がしません(笑)

位ヶ原から先は紅葉が見頃を迎えておりました。
走行中のバスの車窓からなので写真はピンボケですが、ダケカンバとウラジロナナカマドの紅葉が絶景でした。

大雪渓肩の小屋口に到着。

目指すはあちら。
第4ステージ。

綺麗さっぱり何も無くなってしまった思い出の第1ステージ。

今年も未滑走であった第2ステージ。

第3ステージも風前の灯火です。
残雪が多い年は9月でもこの“ぺ”の岩まで雪が残ったりするのですが。
ここ数年はそれも夢物語。

今年の融雪はまたちょっと違うようで。
過去数年、
ここまで融雪すると、雪渓は南側と北側に分離し北側は消滅しました。
分離して消滅するから、南側を第4ステージと名付けましたが、
今年はまだ繋がっているし分離する気配がありません。
ですが、
第3ステージはとても滑走できるほどの距離は無く、
斜度的にも取り付く事すら危険な状況ですので、実質的には終了です。

バス停から約15分、第4ステージに到着。
融雪状況に多少の違いはありますが、
岩や地形などは見慣れたいつもの景色。

眼下に広がる絶景もいつも通りです。

幸いな事にデスゾーンはほぼ気にならなそう。
このエリアの融雪は急斜面と雪の切れ目がしばし青氷となるのです。
そうなると、空身ではもう何もデキマセン。
アイゼンが必須となるのですが、本日はツボ足で問題ありませんでした。

上部の雪の切れ目、最大で2メートルくらいの厚みです。
このままでしたら、次のシーズンまで雪渓は残るでしょう。
乗鞍大雪渓で20-21シーズンの滑り納めをして、
イエティで21-22シーズンを迎える、なんてプランも実現可能かと思われます(笑)
↓一応こんな感じ↓
乗鞍でシーズンオフ→オフシーズン5時間→イエティでシーズンイン

コブラインも維持されております。
やけに掘れ掘れだな…。

これは…!? コブなのか!?

これも!? コブではないかな。

実質コブは1ライン。
それにしても酷い状態だ(笑)
昨日は祝日だったからなぁ、仕方ないけど悲しいね。

本日はもう誰も上がってくる気配がありません(悲)
久々に終始1名のみ、午前中はひたすら整備。
幸いこの時期としては暖かく、雪も緩んでくれたのでどうにかなりました。

さぁ、滑るぞ!

位ヶ原の紅葉に向かってアーライッ!

さいこ~!!

実質10コブ。
難易度は見た目よりもかなり高いです。
何しろ周りは岩だらけ、滑り出しよりも下段が急斜面。
滑り出したらもう止まる事を考えないと間に合わない。
失敗は絶対に許されない状況。

下段を横から見ると、写真でも斜度感が少し分かります。
止まれなかったら…普通の怪我では済まされません。
第4ステージ、
攻めの滑りはダメ絶対に。
仮に骨折程度で済んだとしても、自力下山出来なければアウト。
単独行動なので尚更慎重さが求められます。

怪我無く今シーズン11ヶ月目のスキーを楽しませていただきました。

あれだけあった残雪もついにここだけに。
周りはもう何も無いのに吹き溜まりってホントに不思議です。

下山時に例の岩にご挨拶。
そうこの岩は、
2017年9月14日の落石事件の岩です。
久々に↑を見直しましたが、落石事件にもビックリなのですが、
9月の中旬にこの位置まで雪があり、立派なラインコブが複数あり整備維持されている事にも驚きです。
18年から4年連続で第4ステージ出現、来年こそは第3で終える乗鞍大雪渓であって欲しい。

摩利支天岳と高山植物の草紅葉が綺麗な帰路。

スキーヤー登山道も綺麗な景色が広がります。
そう言えば今年は雷鳥様に出会えなかったな。
ほとんど第1ステージでの滑走だったので必然なのですが。

横から眺める第1ステージ跡。
ちょっと前までここに沢山のスキーヤースノーボーダーが集結していたのに、
すっかり秋の景色です。

こんなに小っちゃくなっちゃった大(小?)雪渓。

今シーズンもありがとうございました。
いい滑り納めとなりました。
滑り納め…、多分ね(笑)

登山道入り口には注意喚起が掲示されておりました。
国立公園、保護地区、
本来は立ち入り禁止の区域なのです。
乗鞍大雪渓、
おそらく、エコーラインとスカイラインが作られて人々が容易にアクセス出来るようになり、
道路沿いにこんな時期まで雪が残るって事で、夏スキーの聖地的な存在になり昔から黙認されてきたのかと。
こんな最低限の事も守れない方、
残念ながらいるのです。
もちろんスキーヤースノーボーダーだけではないのですが。
何せ、夏以降も滑っている連中は目立つ(笑)
でもだからこそ、スキーヤー、スノーボーダーは率先してマナーを守らなければ。
登山者や普通の観光客とはやっぱり立場が違います。
厳格に立ち入り禁止を徹底されてしまったら困るのは滑り手です。

さすがにこの看板の前で車泊は出来ないでしょう。
と、思ったら、
早朝の駐車場はそれらしき輩だらけでした。
今後それなりの対応をせざるを得なくなると思います。
最終的に困るのは自分達なのに、その計算が出来ないヤレヤレな輩ばっかりです。
使用板:ID one / MR-SG
ビンディング:LOOK / PIVOT18
ストック:SINANO / Bump Diver
ブーツ:K2 / PINNACLE 130
乗鞍大雪渓で夏スキー・夏スノーボード【取扱説明書】

http://golgo13zilch.blog.fc2.com/blog-entry-2527.html

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9/21(火) 乗鞍大雪渓でスキー。
雪上から離れて1ヵ月以上が経ちました。
そろそろ禁断症状が…(笑)
幸い、今シーズンの乗鞍大雪渓はまだ健在です。
少雪シーズンではありましたが、どうにか雪渓上部南側には滑走可能な雪が残っているようで。
これは…、
滑りに行くしかないでしょう!!

そうと決めればいざ松本へ。
無料お食事処で栄誉補給も忘れずに。
かつ丼をおかずにとんかつ定食なのか、
とんかつ定食をおかずにかつ丼なのか!?
更に、ご飯も豚汁もキャベツもおかわりし放題、ご馳走さまでした。

翌朝、乗鞍高原は雲ひとつない快晴。
9月にしては暖かくアタリ!の予感しかありません。

7時便で出発です。
シャトルバスにスキーヤー(スノーボーダーも含めて)は1名のみ。
第4ステージになると極端に滑走者は少なくなります。
実際にかなり危険な場所でもあるので、一般人にはあまりオススメしません。
単独行動も本来ご法度です。

気になる冷泉小屋は完成されたようで営業中のように見えました。
※バスで通過しただけなので未確認。
自転車だったら一度利用してみたいけど、自転車でここまで来られる気がしません(笑)

位ヶ原から先は紅葉が見頃を迎えておりました。
走行中のバスの車窓からなので写真はピンボケですが、ダケカンバとウラジロナナカマドの紅葉が絶景でした。

大雪渓肩の小屋口に到着。

目指すはあちら。
第4ステージ。

綺麗さっぱり何も無くなってしまった思い出の第1ステージ。

今年も未滑走であった第2ステージ。

第3ステージも風前の灯火です。
残雪が多い年は9月でもこの“ぺ”の岩まで雪が残ったりするのですが。
ここ数年はそれも夢物語。

今年の融雪はまたちょっと違うようで。
過去数年、
ここまで融雪すると、雪渓は南側と北側に分離し北側は消滅しました。
分離して消滅するから、南側を第4ステージと名付けましたが、
今年はまだ繋がっているし分離する気配がありません。
ですが、
第3ステージはとても滑走できるほどの距離は無く、
斜度的にも取り付く事すら危険な状況ですので、実質的には終了です。

バス停から約15分、第4ステージに到着。
融雪状況に多少の違いはありますが、
岩や地形などは見慣れたいつもの景色。

眼下に広がる絶景もいつも通りです。

幸いな事にデスゾーンはほぼ気にならなそう。
このエリアの融雪は急斜面と雪の切れ目がしばし青氷となるのです。
そうなると、空身ではもう何もデキマセン。
アイゼンが必須となるのですが、本日はツボ足で問題ありませんでした。

上部の雪の切れ目、最大で2メートルくらいの厚みです。
このままでしたら、次のシーズンまで雪渓は残るでしょう。
乗鞍大雪渓で20-21シーズンの滑り納めをして、
イエティで21-22シーズンを迎える、なんてプランも実現可能かと思われます(笑)
↓一応こんな感じ↓
乗鞍でシーズンオフ→オフシーズン5時間→イエティでシーズンイン

コブラインも維持されております。
やけに掘れ掘れだな…。

これは…!? コブなのか!?

これも!? コブではないかな。

実質コブは1ライン。
それにしても酷い状態だ(笑)
昨日は祝日だったからなぁ、仕方ないけど悲しいね。

本日はもう誰も上がってくる気配がありません(悲)
久々に終始1名のみ、午前中はひたすら整備。
幸いこの時期としては暖かく、雪も緩んでくれたのでどうにかなりました。

さぁ、滑るぞ!

位ヶ原の紅葉に向かってアーライッ!

さいこ~!!

実質10コブ。
難易度は見た目よりもかなり高いです。
何しろ周りは岩だらけ、滑り出しよりも下段が急斜面。
滑り出したらもう止まる事を考えないと間に合わない。
失敗は絶対に許されない状況。

下段を横から見ると、写真でも斜度感が少し分かります。
止まれなかったら…普通の怪我では済まされません。
第4ステージ、
攻めの滑りはダメ絶対に。
仮に骨折程度で済んだとしても、自力下山出来なければアウト。
単独行動なので尚更慎重さが求められます。

怪我無く今シーズン11ヶ月目のスキーを楽しませていただきました。

あれだけあった残雪もついにここだけに。
周りはもう何も無いのに吹き溜まりってホントに不思議です。

下山時に例の岩にご挨拶。
そうこの岩は、
2017年9月14日の落石事件の岩です。
久々に↑を見直しましたが、落石事件にもビックリなのですが、
9月の中旬にこの位置まで雪があり、立派なラインコブが複数あり整備維持されている事にも驚きです。
18年から4年連続で第4ステージ出現、来年こそは第3で終える乗鞍大雪渓であって欲しい。

摩利支天岳と高山植物の草紅葉が綺麗な帰路。

スキーヤー登山道も綺麗な景色が広がります。
そう言えば今年は雷鳥様に出会えなかったな。
ほとんど第1ステージでの滑走だったので必然なのですが。

横から眺める第1ステージ跡。
ちょっと前までここに沢山のスキーヤースノーボーダーが集結していたのに、
すっかり秋の景色です。

こんなに小っちゃくなっちゃった大(小?)雪渓。

今シーズンもありがとうございました。
いい滑り納めとなりました。
滑り納め…、多分ね(笑)

登山道入り口には注意喚起が掲示されておりました。
国立公園、保護地区、
本来は立ち入り禁止の区域なのです。
乗鞍大雪渓、
おそらく、エコーラインとスカイラインが作られて人々が容易にアクセス出来るようになり、
道路沿いにこんな時期まで雪が残るって事で、夏スキーの聖地的な存在になり昔から黙認されてきたのかと。
こんな最低限の事も守れない方、
残念ながらいるのです。
もちろんスキーヤースノーボーダーだけではないのですが。
何せ、夏以降も滑っている連中は目立つ(笑)
でもだからこそ、スキーヤー、スノーボーダーは率先してマナーを守らなければ。
登山者や普通の観光客とはやっぱり立場が違います。
厳格に立ち入り禁止を徹底されてしまったら困るのは滑り手です。

さすがにこの看板の前で車泊は出来ないでしょう。
と、思ったら、
早朝の駐車場はそれらしき輩だらけでした。
今後それなりの対応をせざるを得なくなると思います。
最終的に困るのは自分達なのに、その計算が出来ないヤレヤレな輩ばっかりです。
使用板:ID one / MR-SG
ビンディング:LOOK / PIVOT18
ストック:SINANO / Bump Diver
ブーツ:K2 / PINNACLE 130
乗鞍大雪渓で夏スキー・夏スノーボード【取扱説明書】

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