乗鞍の休日、マルス信州蒸溜所見学編。
【21-22シーズン 休日】 天候:雨~曇り
7/27(水) マルス信州蒸溜所見学ツアー。
今回の乗鞍遠征も後半の天気予報がイマイチでした。
もう、ちょっとでも天気予報が悪かったら、
スキーはお休みして大人の社会科見学ツアーです(笑)

乗鞍から南下する事約2時間。
本坊酒造株式会社マルス信州蒸溜所にやって来ました。
長野県上伊那郡宮田村の美しく緑深い森に囲まれた蒸溜所です。
本坊酒造は鹿児島県鹿児島市の焼酎などを中心に製造販売されている酒造メーカー。
本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのは意外に古く1949年。
1985年、ウイスキー造りに最適な環境を求めて、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mのこの地に、
マルス信州蒸溜所を開設したそうです。

入口には初代岩井式蒸溜釜(ポットスチル)が鎮座されておりました。
こちらは、1960年から2014年まで稼働していた物だそうです。
もちろん、設計は岩井喜一郎氏。

蒸溜所にやって来るのは雨の日ばかりです。
スキーをお休みしてという名目ですから(笑)

2020年に整備工事を行ったそうなので綺麗な施設です。

ビジター棟にはショップやバーが併設されております。

貴重なお品が格安で提供されております。
が、
本日は車の運転があるので泣く泣く断念いたします。
ですが、
運転手がいたとしても、
昨夜スプリングバンクでレアモノを呑み過ぎたので今は呑みたくない(笑)

それでは場内見学に行ってきます。
ニッカやサントリーは係員が同行して説明して下さるツアーのような形式ですが、
マルスの蒸溜所見学は自由行動です。
自由行動ですが立ち入れる施設は限られます。
キルン塔のような建物ですがこちらには立ち入れません。
モルティングを自社で行っているというのは聞いた事がないので、何か別の目的の施設かと。

こちらは貯蔵庫。
残念ながらこちらも立ち入る事は出来ませんでした。

ガラス窓から少しだけ見学する事が出来ます。
かなり豊富な種類の樽が貯蔵されております。

中まで見学可能なのは蒸溜棟。
入口にてマルスウイスキーのあゆみを学ぶ事が出来ます。

おぉ!!

圧巻のポットスチル!!
三宅製作所製の中身が見えるタイプです。

シングルモルト駒ヶ岳!!

白州はガラス越しで遠くからの見学でしたが、
マルスのポットスチルはホントに目の前で見学できました。

麦芽粉砕機モルトミル。

三宅製作所製のマッシュタン。

発酵槽はステンレス製3基、木製が3基。
蒸溜所ごとに特徴があって面白いですね。
残念ながら夏季はウイスキーの仕込みがオフシーズンでして、稼働はしておりませんでした。

ウイスキー造りのお勉強に熱心な越後湯沢夜の帝王。
このお方、
乗鞍まで来てスキーは滑らず、スプリングバンクで呑んで蒸溜所を見学しただけ!
もう流石です(笑)

蒸溜所ツアーの戦利品。

こちらは蒸溜所限定のウイスキーです。
左は、
マルスモルテージ ディスティラリーオリジナル
マルス信州蒸溜所限定のモルトウイスキーと表記されておりますが、
シングルモルトではなくブレンデッドモルト。
原材料はモルトのみで国内製造と表記されておりますので、
マルス信州とマルス津貫のバッティングかと思われます。
ノンチルフィルター、アルコールは48%。
右は、
マルスモルトギャラリー 2017
2017年ヴィンティージの2022年ボトリングのシングルモルト。
バーボン樽のシングルカスクでアルコール60%。
表記は無いけどカスクストレングスかな?
豪華なボトルですが容量は200mlしかありません。
ミニボトルなのに3,850円もするので何か特別な事がないと開けられない(笑)

ちなみに、
もうひとつのミニボトルは長野県内のセブンイレブンで購入したモノ。
長野県限定販売に惹かれて購入してしまいました(笑)

長野県限定で“信州”なんて名前だからちょっと期待したのだけど、
原材料名を見たら…、
原材料名:モルト、グレーン
原材料原産地:英国製造、米国製造、カナダ製造、国内製造(グレーンウイスキー)
ん~、
全然長野でも信州でもない(笑)
バルクウイスキー中心にブレンドして日本っぽい名前付けたウイスキー。
あまりいい印象ないよね。
バルクウイスキーがダメってわけではなく、この内容で日本っぽい名前付けるのが残念だなぁって事です。
ちょっと気になったのがマルス信州ではグレーンの製造は行っていないはず。
国内でグレーンを製造している蒸溜所はかなり限られるはずだけど、
どのような流通があるのか!?
まさか、鹿児島の焼酎って事はないよね。
でも、日本の法律では90%まで醸造アルコールが加えられていても、
更に、熟成されていなくても“ウイスキー”と名乗れてしまいます。
日本洋酒酒造組合がジャパニーズウイスキーの定義を定めておりますが、
ジャパニーズウイスキーを名乗らなければ何ら問題ないし、
そもそも法律違反ではありません。
日本のお酒に関する法律、曖昧過ぎるよなぁ…。

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7/27(水) マルス信州蒸溜所見学ツアー。
今回の乗鞍遠征も後半の天気予報がイマイチでした。
もう、ちょっとでも天気予報が悪かったら、
スキーはお休みして大人の社会科見学ツアーです(笑)

乗鞍から南下する事約2時間。
本坊酒造株式会社マルス信州蒸溜所にやって来ました。
長野県上伊那郡宮田村の美しく緑深い森に囲まれた蒸溜所です。
本坊酒造は鹿児島県鹿児島市の焼酎などを中心に製造販売されている酒造メーカー。
本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのは意外に古く1949年。
1985年、ウイスキー造りに最適な環境を求めて、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mのこの地に、
マルス信州蒸溜所を開設したそうです。

入口には初代岩井式蒸溜釜(ポットスチル)が鎮座されておりました。
こちらは、1960年から2014年まで稼働していた物だそうです。
もちろん、設計は岩井喜一郎氏。

蒸溜所にやって来るのは雨の日ばかりです。
スキーをお休みしてという名目ですから(笑)

2020年に整備工事を行ったそうなので綺麗な施設です。

ビジター棟にはショップやバーが併設されております。

貴重なお品が格安で提供されております。
が、
本日は車の運転があるので泣く泣く断念いたします。
ですが、
運転手がいたとしても、
昨夜スプリングバンクでレアモノを呑み過ぎたので今は呑みたくない(笑)

それでは場内見学に行ってきます。
ニッカやサントリーは係員が同行して説明して下さるツアーのような形式ですが、
マルスの蒸溜所見学は自由行動です。
自由行動ですが立ち入れる施設は限られます。
キルン塔のような建物ですがこちらには立ち入れません。
モルティングを自社で行っているというのは聞いた事がないので、何か別の目的の施設かと。

こちらは貯蔵庫。
残念ながらこちらも立ち入る事は出来ませんでした。

ガラス窓から少しだけ見学する事が出来ます。
かなり豊富な種類の樽が貯蔵されております。

中まで見学可能なのは蒸溜棟。
入口にてマルスウイスキーのあゆみを学ぶ事が出来ます。

おぉ!!

圧巻のポットスチル!!
三宅製作所製の中身が見えるタイプです。

シングルモルト駒ヶ岳!!

白州はガラス越しで遠くからの見学でしたが、
マルスのポットスチルはホントに目の前で見学できました。

麦芽粉砕機モルトミル。

三宅製作所製のマッシュタン。

発酵槽はステンレス製3基、木製が3基。
蒸溜所ごとに特徴があって面白いですね。
残念ながら夏季はウイスキーの仕込みがオフシーズンでして、稼働はしておりませんでした。

ウイスキー造りのお勉強に熱心な越後湯沢夜の帝王。
このお方、
乗鞍まで来てスキーは滑らず、スプリングバンクで呑んで蒸溜所を見学しただけ!
もう流石です(笑)

蒸溜所ツアーの戦利品。

こちらは蒸溜所限定のウイスキーです。
左は、
マルスモルテージ ディスティラリーオリジナル
マルス信州蒸溜所限定のモルトウイスキーと表記されておりますが、
シングルモルトではなくブレンデッドモルト。
原材料はモルトのみで国内製造と表記されておりますので、
マルス信州とマルス津貫のバッティングかと思われます。
ノンチルフィルター、アルコールは48%。
右は、
マルスモルトギャラリー 2017
2017年ヴィンティージの2022年ボトリングのシングルモルト。
バーボン樽のシングルカスクでアルコール60%。
表記は無いけどカスクストレングスかな?
豪華なボトルですが容量は200mlしかありません。
ミニボトルなのに3,850円もするので何か特別な事がないと開けられない(笑)

ちなみに、
もうひとつのミニボトルは長野県内のセブンイレブンで購入したモノ。
長野県限定販売に惹かれて購入してしまいました(笑)

長野県限定で“信州”なんて名前だからちょっと期待したのだけど、
原材料名を見たら…、
原材料名:モルト、グレーン
原材料原産地:英国製造、米国製造、カナダ製造、国内製造(グレーンウイスキー)
ん~、
全然長野でも信州でもない(笑)
バルクウイスキー中心にブレンドして日本っぽい名前付けたウイスキー。
あまりいい印象ないよね。
バルクウイスキーがダメってわけではなく、この内容で日本っぽい名前付けるのが残念だなぁって事です。
ちょっと気になったのがマルス信州ではグレーンの製造は行っていないはず。
国内でグレーンを製造している蒸溜所はかなり限られるはずだけど、
どのような流通があるのか!?
まさか、鹿児島の焼酎って事はないよね。
でも、日本の法律では90%まで醸造アルコールが加えられていても、
更に、熟成されていなくても“ウイスキー”と名乗れてしまいます。
日本洋酒酒造組合がジャパニーズウイスキーの定義を定めておりますが、
ジャパニーズウイスキーを名乗らなければ何ら問題ないし、
そもそも法律違反ではありません。
日本のお酒に関する法律、曖昧過ぎるよなぁ…。

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