大人の社会科見学ツアー、ガイアフロー静岡蒸溜所編。
【21-22シーズン 休日】 天候:曇り
8/6(土) ガイアフロー静岡蒸溜所見学ツアー。
乗鞍から南下して、白州~富士御殿場と蒸溜所をハシゴしてきました。
自宅から遠い静岡県、遠出ついでに更におかわりしてしまおう(笑)
静岡県には4つの蒸溜所があります。
富士かぐや蒸溜所は詳細不明…。
井川蒸溜所は一般見学は行っていないよう。
となると、残りは、
気になっていたあの蒸溜所に突撃するしかない!

ガイアフロー静岡蒸溜所。
豊かな自然に囲まれた静岡の奥座敷“オクシズ”にある蒸溜所です。
ウイスキーの輸入販売を行っていたガイアフロー社が、2016年より自社で蒸溜を開始した蒸溜所。
初のシングルモルト発売は2020年12月の新興クラフト蒸溜所です。

綺麗でお洒落な建物、和風テイストの入口も素晴らしい。

2階の蒸溜所併設バーで予約したツアーの受付を行います。
木のぬくもりが感じられる素敵なバーです。
床材は地元産の杉らしいです。
本日午前中組は他に誰もいないみたい…。
すでに気になるボトルが目に入ってしまいますが、
先ずは見学ツアーです(笑)

夏季は製造の休止期間だそうです。
製造は行っていないので、一通り映像で製造工程を説明して下さります。

製造は行っていませんが、場内をくまなく見学させていただけます。
順序は前後しますが、
先ずは発酵槽の見学。

こんなに間近で…!!

ニッカ、サントリー、マルス、キリン、と見学してきましたが、
ここまで間近に全て見させてくれる蒸溜所は初めて!

発酵の木桶はオレゴンパインと静岡産の杉。
杉の加工はとても難しいらしく、大阪の樽職人特注なのだとか。

2階に上がりセパレーターとモルトミル。
ここで原料の大麦から石などの不純物を取り除き、麦芽を粉砕します。

原料の麦芽は静岡産や英国産など。
それぞれの特性、特徴を生かして、使い分けをされているそうです。

麦芽の粉砕はこちらのモルトミル。
年代物の英国製です。

レトロで歴史的な風格漂うこちらの機械は、
閉鎖された軽井沢蒸溜所から移設されたものです。
ポットスチルだけではなかったのですね!

お休み中のマッシュタン。

中の中まで見学できます。

ここで澄んだ麦汁になっているかを確認します。

さて、いよいよ蒸留器です。

おぉ!!
ホントに目の前で見学できます。
※現在製造休止中ですのでメンテナンスの為足場が組まれています。

フォーサイス社製のポットスチルが2基。
こちらの初留釜は薪による直火加熱方式です。

薪は地元産の杉。

燃料まで地元産に拘る力の入れよう。
アメリカのバーボンは熟成に新樽を使わなければいけません。
新樽に拘るのは、地元の産業、雇用を守るというのもひとつの理由だそうです。
もちろん味の違いへの拘りでもあるのでしょうけど、
地元愛も感じられる薪直火方式。
テロワールを大切にする蒸溜所です。

こちらは連続式蒸留器!?
ジンなどを製造するモノだそうですが、製造予定は??
グレーンウイスキーの製造予定は?と質問したのですが、
案内係の子ではわからないそうで…。

そして、こちらが“K”です。
閉鎖された軽井沢蒸溜所から移設されたポットスチル。
幻の蒸溜所の魂はここ静岡で復活、現役稼働中なのです。

世界でも類をみない200年以上前の薪直火蒸溜方式を再現したポットスチルW。

蒸気加熱方式のポットスチルSとK。
これらを駆使して数種類の違ったタイプのニューポットを造っています。

さてお次は熟成庫です。

樽もホントに間近で見学が出来ます。
こちらはプライベートカスクの樽ですね。

静岡蒸溜所は標高が低いのでエンジェルズシェアは少々多め。

基本的にはバーボンバレル主体で熟成されているようです。
現在リリースされている商品はまだ若いモノですが、
今後熟成が進んだモノがリリースされる頃にははたして…!?
ウイスキーの楽しみはこの“時間”なのかもしれません。

蒸溜棟と熟成庫の前にある大きな池。
熱くなった冷却水をそのまま川に流さない為の一時溜め池だそうです。
景観も良いのですが、環境に配慮し防災などにも役立てるようにとの事です。

さぁ、お楽しみの試飲タイム。
市販されたけど、店頭で見かける事はまず無いレア商品ばかりです(笑)

市販されていないニューメイクやカスクサンプルも試飲できます。
ですが、
今回は車の運転があるので呑めません…(涙)
泣く泣く断念のはずですが、
なんと、

お持ち帰りOKだそうです。
販売数にも制限は無いそうで。
まぁ、10mlで500円、ポットスチルKにいたっては1,000円、
小瓶代も別途150円だったっけな。
いいお値段します、ボトル換算したらプレ値の相場より高い(笑)
しかし、
お店はもちろん、行動範囲のバーでもお目にかかった事がない静岡モルト。
純粋に試飲してみたいから、
一通りお持ち帰りしてみました。
車で来場しても帰宅してから試飲が出来るのはありがたい。
でもちょっとボッタくり価格だよね(笑)
いかにニッカやサントリーの蒸溜所が良心的な価格で試飲できるかが際立ちます。
さて、乗鞍夏スキーから南下して南下して、
蒸溜所見学ツアーとなりましたが、
静岡までやって来て大正解!!
各蒸溜所それぞれに個性があり見どころも違って楽しい。
今回の静岡蒸溜所は、マニアならマニアなほど楽しめる蒸溜所ではないかなと。
ほぼ生産者、中の人目線で見学できる身近さ。
見学工程や説明なども玄人向けで拘りが強いなぁと感じました。
まだ静岡蒸溜所のウイスキーを呑んでもいないのに、すっかりファンになってしまいました(笑)
後は、もっと気軽にお店で買えるようになれば。
製造量と年数的に厳しいですが、せめてバーで気軽に呑めればなぁと。
クラフト蒸溜所はまだ始まったばかり。
焦らず気長に、2030年くらいには色々な蒸溜所の10年、12年モノが呑めればいいなぁと願っております。

静岡から湯沢までは遠い!!
のんびり寄り道しながら帰宅します。

無料お食事処で大トロ100円フェアを開催しておりました。
100円でこのクオリティなら上出来だ。
回転寿司業界内ではあまり評判が良くないカッパ寿司ですが、
最近ちょっとまともになってきましたよ。

デザートのクオリティの低さは相変わらずだけど…。
課金してまで行きたいと思わないけど、無料ならアリです(笑)

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8/6(土) ガイアフロー静岡蒸溜所見学ツアー。
乗鞍から南下して、白州~富士御殿場と蒸溜所をハシゴしてきました。
自宅から遠い静岡県、遠出ついでに更におかわりしてしまおう(笑)
静岡県には4つの蒸溜所があります。
富士かぐや蒸溜所は詳細不明…。
井川蒸溜所は一般見学は行っていないよう。
となると、残りは、
気になっていたあの蒸溜所に突撃するしかない!

ガイアフロー静岡蒸溜所。
豊かな自然に囲まれた静岡の奥座敷“オクシズ”にある蒸溜所です。
ウイスキーの輸入販売を行っていたガイアフロー社が、2016年より自社で蒸溜を開始した蒸溜所。
初のシングルモルト発売は2020年12月の新興クラフト蒸溜所です。

綺麗でお洒落な建物、和風テイストの入口も素晴らしい。

2階の蒸溜所併設バーで予約したツアーの受付を行います。
木のぬくもりが感じられる素敵なバーです。
床材は地元産の杉らしいです。
本日午前中組は他に誰もいないみたい…。
すでに気になるボトルが目に入ってしまいますが、
先ずは見学ツアーです(笑)

夏季は製造の休止期間だそうです。
製造は行っていないので、一通り映像で製造工程を説明して下さります。

製造は行っていませんが、場内をくまなく見学させていただけます。
順序は前後しますが、
先ずは発酵槽の見学。

こんなに間近で…!!

ニッカ、サントリー、マルス、キリン、と見学してきましたが、
ここまで間近に全て見させてくれる蒸溜所は初めて!

発酵の木桶はオレゴンパインと静岡産の杉。
杉の加工はとても難しいらしく、大阪の樽職人特注なのだとか。

2階に上がりセパレーターとモルトミル。
ここで原料の大麦から石などの不純物を取り除き、麦芽を粉砕します。

原料の麦芽は静岡産や英国産など。
それぞれの特性、特徴を生かして、使い分けをされているそうです。

麦芽の粉砕はこちらのモルトミル。
年代物の英国製です。

レトロで歴史的な風格漂うこちらの機械は、
閉鎖された軽井沢蒸溜所から移設されたものです。
ポットスチルだけではなかったのですね!

お休み中のマッシュタン。

中の中まで見学できます。

ここで澄んだ麦汁になっているかを確認します。

さて、いよいよ蒸留器です。

おぉ!!
ホントに目の前で見学できます。
※現在製造休止中ですのでメンテナンスの為足場が組まれています。

フォーサイス社製のポットスチルが2基。
こちらの初留釜は薪による直火加熱方式です。

薪は地元産の杉。

燃料まで地元産に拘る力の入れよう。
アメリカのバーボンは熟成に新樽を使わなければいけません。
新樽に拘るのは、地元の産業、雇用を守るというのもひとつの理由だそうです。
もちろん味の違いへの拘りでもあるのでしょうけど、
地元愛も感じられる薪直火方式。
テロワールを大切にする蒸溜所です。

こちらは連続式蒸留器!?
ジンなどを製造するモノだそうですが、製造予定は??
グレーンウイスキーの製造予定は?と質問したのですが、
案内係の子ではわからないそうで…。

そして、こちらが“K”です。
閉鎖された軽井沢蒸溜所から移設されたポットスチル。
幻の蒸溜所の魂はここ静岡で復活、現役稼働中なのです。

世界でも類をみない200年以上前の薪直火蒸溜方式を再現したポットスチルW。

蒸気加熱方式のポットスチルSとK。
これらを駆使して数種類の違ったタイプのニューポットを造っています。

さてお次は熟成庫です。

樽もホントに間近で見学が出来ます。
こちらはプライベートカスクの樽ですね。

静岡蒸溜所は標高が低いのでエンジェルズシェアは少々多め。

基本的にはバーボンバレル主体で熟成されているようです。
現在リリースされている商品はまだ若いモノですが、
今後熟成が進んだモノがリリースされる頃にははたして…!?
ウイスキーの楽しみはこの“時間”なのかもしれません。

蒸溜棟と熟成庫の前にある大きな池。
熱くなった冷却水をそのまま川に流さない為の一時溜め池だそうです。
景観も良いのですが、環境に配慮し防災などにも役立てるようにとの事です。

さぁ、お楽しみの試飲タイム。
市販されたけど、店頭で見かける事はまず無いレア商品ばかりです(笑)

市販されていないニューメイクやカスクサンプルも試飲できます。
ですが、
今回は車の運転があるので呑めません…(涙)
泣く泣く断念のはずですが、
なんと、

お持ち帰りOKだそうです。
販売数にも制限は無いそうで。
まぁ、10mlで500円、ポットスチルKにいたっては1,000円、
小瓶代も別途150円だったっけな。
いいお値段します、ボトル換算したらプレ値の相場より高い(笑)
しかし、
お店はもちろん、行動範囲のバーでもお目にかかった事がない静岡モルト。
純粋に試飲してみたいから、
一通りお持ち帰りしてみました。
車で来場しても帰宅してから試飲が出来るのはありがたい。
でもちょっとボッタくり価格だよね(笑)
いかにニッカやサントリーの蒸溜所が良心的な価格で試飲できるかが際立ちます。
さて、乗鞍夏スキーから南下して南下して、
蒸溜所見学ツアーとなりましたが、
静岡までやって来て大正解!!
各蒸溜所それぞれに個性があり見どころも違って楽しい。
今回の静岡蒸溜所は、マニアならマニアなほど楽しめる蒸溜所ではないかなと。
ほぼ生産者、中の人目線で見学できる身近さ。
見学工程や説明なども玄人向けで拘りが強いなぁと感じました。
まだ静岡蒸溜所のウイスキーを呑んでもいないのに、すっかりファンになってしまいました(笑)
後は、もっと気軽にお店で買えるようになれば。
製造量と年数的に厳しいですが、せめてバーで気軽に呑めればなぁと。
クラフト蒸溜所はまだ始まったばかり。
焦らず気長に、2030年くらいには色々な蒸溜所の10年、12年モノが呑めればいいなぁと願っております。

静岡から湯沢までは遠い!!
のんびり寄り道しながら帰宅します。

無料お食事処で大トロ100円フェアを開催しておりました。
100円でこのクオリティなら上出来だ。
回転寿司業界内ではあまり評判が良くないカッパ寿司ですが、
最近ちょっとまともになってきましたよ。

デザートのクオリティの低さは相変わらずだけど…。
課金してまで行きたいと思わないけど、無料ならアリです(笑)

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