大人の社会科見学ツアー、木内酒造八郷蒸溜所編。
【21-22シーズン 休日】 天候:曇り~晴れ
8/27(土) 木内酒造八郷蒸溜所見学ツアー。
青春18きっぷの旅2日目。
昨夜のうちに石岡駅近くのホテルに前泊しましたのでゆっくり始動します。
八郷蒸溜所の近くに鉄道の駅は無いので、先ずは電車ではなくバス移動です。
石岡・やさと観光周遊バスの1日フリーきっぷがバス車内で購入できます。
料金1,000円で1日乗り降り自由です。
八郷蒸溜所までの往復だけでも少しだけお得に乗車できます。
フリーきっぷの販売は土日祝日のみですが、
八郷蒸溜所の見学も土日祝日のみなのでちょうどいい。
茨城の長閑な田園をバスに揺られ30分、
蒸溜所目の前のバス停に到着しました。
ちなみに、
八郷蒸溜所には看板とか案内が何もありません。
知らなければこの先にウイスキーの蒸溜所があるとは思えない風景。
何かシンボル的な看板とかあった方が、分かりやすいしイメージいいのになとも。
公民館と給食センターの間を抜けると見えてきました。
八郷蒸溜所!!
日の丸ウイスキーのシンボルマーク、
道沿いにこれをドーンと設置して欲しいな。
本場のニューポット消毒(笑)
受付を済ませ早速蒸溜所見学ツアーの始まりです。
見学ツアーは要予約で1,000円。
土日祝日のみ行っています。
原料の穀物倉庫から見学スタート。
スタッフの方が丁寧に説明解説して下さります。
こちらで原料の粉砕を行います。
モルトだけでなく、小麦なども。
もちろん、米ぬかはそのまま糖化へ。
米ぬかは酒造りの精米工程でできる副産物です。
ウオッシュバックは木製のモノが4槽。
オーク材とアカシア材だそうです。
屋外にもステンレス製のモノが4槽あるそうです。
そして八郷蒸溜所で面白いのは、この発酵の際に使用する酵母。
乾燥タイプの酵母を使用するのが一般的みたいですが、
ここでは酵母の培養まで行っているそうです。
ビール工場からビール酵母、酒蔵から日本酒酵母、など、
木内酒造ならではの発酵を試みているみたいです。
八郷蒸溜所ではモルトだけでなく、米や小麦なども醸造するので、
異なる原料ごとに合わせて温度管理が可能なマッシュタンだそうです。
ポットスチルはフォーサイス社製のモノが2基。
八郷蒸溜所ではモルトはだけでなく、ポットスチルでグレーンも蒸溜するそうです。
もちろんそれは、米や小麦、蕎麦など素材の風味や個性を最大限に残す為。
連続式で蒸溜した方が効率はいいし大量生産できるはずですが、
地元の素材にこだわる蒸溜所だからこその製造方法。
美味しいシングルグレーンにも期待しちゃうなぁ。
窓に囲まれ開放的なこの空間。
ポットスチルが筑波山を眺められるような設計です。
曇っていて筑波山は拝めませんでしたが…。
ちょっと残念なのが、
ここまでの全ての工程がガラス越しでの見学だった事。
食品を扱う工場なわけですから、これが当たり前なのかな。
サントリー、ニッカ、キリンなど大手も同様でした。
逆に、
静岡と三郎丸の全部生で見せます!的な見学が異常なのかも(笑)
熟成庫は生で見学できるようです。
シェリー樽、バーボンバレルなど、様々な樽が貯蔵されております。
熟成庫の中はやはり素晴らしい香りが漂っている。
ここはどこでも自由に見学させていただきました。
おぉ、こちらの樽は鏡板が地元の桜で造られています。
桜の香りがするウイスキー、とても気になります。
製造工程の見学を終え、お楽しみの試飲タイム。
八郷蒸溜所は石岡市の旧公民館をリノベーションして造られたそうです。
建物の修繕に使用した木材は全て石岡産。
この地に馴染んだ蒸溜施設でなければ、風土に即したウイスキー造りはできないと考えたからだそう。
かつて地域の人々が集い語らった公民館のように、ウイスキー蒸溜所も単なる製造所ではなく、
人々と寄り添い、ともにウイスキーを愉しめる場となるように。
そんな想いから施設内に見学コースやテイスティングコーナーを開設したそうです。
無料試飲(見学代金に含まれる)は3種類。
ニューポット。
2393 バーボン樽7ヵ月熟成。
2499 バーボン樽6ヵ月熟成(木内酒造独自の酵母を含む2種類酵母で仕込み)。
日本酒とビールで有名な木内酒造、
この酵母へのこだわりも日の丸ウイスキーのウリになりそうです。
有料試飲は200円~350円。
1001 オロロソシェリー樽1年熟成。
モルトと小麦を使用したシングルグレーンです。
1024 フィノシェリー樽1年熟成。
こちらはモルトと米を使用したシングルグレーン。
まだ若い原酒ですが、素材の味がしっかり活きた美味しいグレーンになりそう。
4005 ワイン樽1年熟成。
さいこ~!!
八郷蒸溜所は2020年からの稼働ですので、まだまだ若者ばかりですが、
これから楽しみな原酒ばかりでした。
気付けば日の丸ウイスキーをたっぷり堪能(笑)
そして、
雲が晴れ、筑波山が顔を出してくれました。
何気に初めて拝む筑波山。
今まで茨城県って縁がなかったからなぁ。
ウイスキーとの出会いに感謝です!
…後編へ続く。
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8/27(土) 木内酒造八郷蒸溜所見学ツアー。
青春18きっぷの旅2日目。
昨夜のうちに石岡駅近くのホテルに前泊しましたのでゆっくり始動します。
八郷蒸溜所の近くに鉄道の駅は無いので、先ずは電車ではなくバス移動です。
石岡・やさと観光周遊バスの1日フリーきっぷがバス車内で購入できます。
料金1,000円で1日乗り降り自由です。
八郷蒸溜所までの往復だけでも少しだけお得に乗車できます。
フリーきっぷの販売は土日祝日のみですが、
八郷蒸溜所の見学も土日祝日のみなのでちょうどいい。
茨城の長閑な田園をバスに揺られ30分、
蒸溜所目の前のバス停に到着しました。
ちなみに、
八郷蒸溜所には看板とか案内が何もありません。
知らなければこの先にウイスキーの蒸溜所があるとは思えない風景。
何かシンボル的な看板とかあった方が、分かりやすいしイメージいいのになとも。
公民館と給食センターの間を抜けると見えてきました。
八郷蒸溜所!!
日の丸ウイスキーのシンボルマーク、
道沿いにこれをドーンと設置して欲しいな。
本場のニューポット消毒(笑)
受付を済ませ早速蒸溜所見学ツアーの始まりです。
見学ツアーは要予約で1,000円。
土日祝日のみ行っています。
原料の穀物倉庫から見学スタート。
スタッフの方が丁寧に説明解説して下さります。
こちらで原料の粉砕を行います。
モルトだけでなく、小麦なども。
もちろん、米ぬかはそのまま糖化へ。
米ぬかは酒造りの精米工程でできる副産物です。
ウオッシュバックは木製のモノが4槽。
オーク材とアカシア材だそうです。
屋外にもステンレス製のモノが4槽あるそうです。
そして八郷蒸溜所で面白いのは、この発酵の際に使用する酵母。
乾燥タイプの酵母を使用するのが一般的みたいですが、
ここでは酵母の培養まで行っているそうです。
ビール工場からビール酵母、酒蔵から日本酒酵母、など、
木内酒造ならではの発酵を試みているみたいです。
八郷蒸溜所ではモルトだけでなく、米や小麦なども醸造するので、
異なる原料ごとに合わせて温度管理が可能なマッシュタンだそうです。
ポットスチルはフォーサイス社製のモノが2基。
八郷蒸溜所ではモルトはだけでなく、ポットスチルでグレーンも蒸溜するそうです。
もちろんそれは、米や小麦、蕎麦など素材の風味や個性を最大限に残す為。
連続式で蒸溜した方が効率はいいし大量生産できるはずですが、
地元の素材にこだわる蒸溜所だからこその製造方法。
美味しいシングルグレーンにも期待しちゃうなぁ。
窓に囲まれ開放的なこの空間。
ポットスチルが筑波山を眺められるような設計です。
曇っていて筑波山は拝めませんでしたが…。
ちょっと残念なのが、
ここまでの全ての工程がガラス越しでの見学だった事。
食品を扱う工場なわけですから、これが当たり前なのかな。
サントリー、ニッカ、キリンなど大手も同様でした。
逆に、
静岡と三郎丸の全部生で見せます!的な見学が異常なのかも(笑)
熟成庫は生で見学できるようです。
シェリー樽、バーボンバレルなど、様々な樽が貯蔵されております。
熟成庫の中はやはり素晴らしい香りが漂っている。
ここはどこでも自由に見学させていただきました。
おぉ、こちらの樽は鏡板が地元の桜で造られています。
桜の香りがするウイスキー、とても気になります。
製造工程の見学を終え、お楽しみの試飲タイム。
八郷蒸溜所は石岡市の旧公民館をリノベーションして造られたそうです。
建物の修繕に使用した木材は全て石岡産。
この地に馴染んだ蒸溜施設でなければ、風土に即したウイスキー造りはできないと考えたからだそう。
かつて地域の人々が集い語らった公民館のように、ウイスキー蒸溜所も単なる製造所ではなく、
人々と寄り添い、ともにウイスキーを愉しめる場となるように。
そんな想いから施設内に見学コースやテイスティングコーナーを開設したそうです。
無料試飲(見学代金に含まれる)は3種類。
ニューポット。
2393 バーボン樽7ヵ月熟成。
2499 バーボン樽6ヵ月熟成(木内酒造独自の酵母を含む2種類酵母で仕込み)。
日本酒とビールで有名な木内酒造、
この酵母へのこだわりも日の丸ウイスキーのウリになりそうです。
有料試飲は200円~350円。
1001 オロロソシェリー樽1年熟成。
モルトと小麦を使用したシングルグレーンです。
1024 フィノシェリー樽1年熟成。
こちらはモルトと米を使用したシングルグレーン。
まだ若い原酒ですが、素材の味がしっかり活きた美味しいグレーンになりそう。
4005 ワイン樽1年熟成。
さいこ~!!
八郷蒸溜所は2020年からの稼働ですので、まだまだ若者ばかりですが、
これから楽しみな原酒ばかりでした。
気付けば日の丸ウイスキーをたっぷり堪能(笑)
そして、
雲が晴れ、筑波山が顔を出してくれました。
何気に初めて拝む筑波山。
今まで茨城県って縁がなかったからなぁ。
ウイスキーとの出会いに感謝です!
…後編へ続く。
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